手縫いは針と糸があれば、すぐ始められますが、最小限のものをそろえておいたほうが便利です。
縫い針
針には布地用の手縫い針、ミシン針、刺繍針、革用針、等々、いろいろありますが、用途によって太さや長さ、針先や針穴の形状が違うので、目的に合ったものを選びましょう。
手縫い針は数字が小さいほど太くなります。
細いものは薄い生地、太いものは厚い生地に使うのが基本です。
また長さも違います。
長いものは荒く縫うとき、短いものは密に縫うときに便利です。
どんなものを選んだらいいかわからないときは生地によって、ある程度、バリエーションのあるパックのものが販売されていますので、参考に買われることをお勧めします。
まち針・ピンクッション(針刺し・針山)
まち針は何枚かの布や型紙をとめたり、印代わりに使うのに便利です。 洋まち針(写真右側)と和まち針(写真左側)がありますので、これも用途や好みで選ぶといいと思います。
針は間違って紛失してしまうと、人に刺さったり、最悪は皮膚の中に入り込んでしまうこともある、とても危険なものですので、安全に使うためにも、紛失を防ぐためにもピンクッションがあると便利です。
市販のものもありますが、簡単につくれるので自分で針の錆びにくいものを詰めてつくってもいいと思います。
糸
手縫いするときは専用の糸があります。ミシン糸とよりが違うので、もつれたりすることが少なく縫いやすいです。 ただ、色々な色をそろえるのが大変なので、私はミシン糸を流用することが多々あります(^^;)
はさみ
布や糸は普段、使っているはさみで切っても切りにくいことが多いです。 できれば布専用のはさみを用意して、布や糸以外は切らないようにしてください。
右側が布裁ちばさみ、真ん中が糸きりばさみです。 左側はリッパーという縫い目をほどいたり切ったりするもので、手縫いではあまり必要ありませんが、ミシンでは便利です。
裁縫箱
裁縫道具は使いたいときに、すぐ使えるよう、缶や箱等に詰めて1カ所にまとめておくと便利です。
道具が増えてくれば、裁縫箱等も販売されています。
※これは私の母からゆずり受けたものです♪
その他
指さし、チャコペン、ゴム通し、針通し、方眼定規等々、ほかにも便利なものはたくさんありますが、必要に応じてそろえていけばいいと思います。